ANA vs JAL

たまには時事ネタも良いでしょうか。株を買ったりはちっともしていないのでライブドアショックも蚊帳の外ですが、飛行機はかなり利用する方なので気になったりします。

「日航、内紛で信頼失墜」
全日空が3期連続で当初見通しを上回る好成績を上げているのとは対照的に、日航は良くて横ばい、今期に至っては290億円の黒字予想を一転、570億円の赤字に大幅下方修正した。
今期の場合、燃油費の上昇で400億円、年金基金代行返上中止で230億円、安全トラブルに伴う旅客減で320億円もの減益要因を抱えるが、全日空は燃油費の上昇の中でも上方修正した。見通しの甘さとコスト高という構造的な問題はなお引きずったままだ。(中略)
日航が抱える有利子負債は既に約2兆円(リース債務含む)。さらに来年は社債の大量償還が予想されるほか、2008年には新機材を導入するなど資金需要は一段と増す。日航は新中期計画で最初の2年間に、赤字の国際路線の見直しや老朽機材の更新を一気に進める考えだが、実行できなければ財務面からも危機的状態に陥る。』


株価には反映されてきているのでしょうか?
日本航空(9205)の1年間のチャート


全日空(9202)の1年間のチャート


JALが昨年3月9月の水準程度のままなのに対し、ANAは'05年11月以降基本的には上がり基調。社会的な見方を正しく反映している、と言えそうです。確かに9.11テロ以降、世界的にどの航空会社も楽な経営環境ではなく、しかもここ1年原油高がのしかかっていますが、世界最大クラスのユナイテッドも倒産の危機を乗り越えています。この好対照な差はどこから来ているのでしょうか。。

データ出展:Yahoo FINANCE


風の噂では、今や世界三大危ない航空会社は、アリタリア航空中華航空日本航空だそうです…