スクープ:PS3を手に取ってみた(PS3について伝える)

下記を訳そうと試みましたが、8割ぐらいで挫折lol
◆情報元:めっつぉ


Feb.7, 2006 @kikizo.com Page: 1-3&5/5
http://games.kikizo.com/news/200602/065_p1.asp ※Copyright: Kikizo.com
Exclusive: Hands-On with PlayStation 3

Kikizoは最初に手にとってみるチャンスを得ました。PS3と呼ばれるコンソールが次世代の飛躍となるか?幾ばくかはその回答があります。


ソニーはゲーム界に参入してほぼ12年となり、PlayStationのレガシーは不可侵でそのリーダーシップに対する挑戦者はほとんどいなかった。しかし業界において一つの会社がそれ程までに長くトップに居続けることは未だかつてなかった。再編されたソニーは、その第3弾となるPlayStation3で不幸に見舞われるとは考えていない。
しかし、ソニーの沈黙が続きPlayStation3の次なるニュースは、もう間もなくだろうが、まだ聞こえてこず、アナリストやゲーマーは真剣に“この春”リリースされるかどうか疑い始めている。
先月(1月)に、ソニーPS3最終開発機を多くのディベロッパーに出荷し、そして、Kikizoは3つのPS3向け開発メーカーに潜入し忍び寄ることに成功した。
当然ハードウェアはファイナルバージョンではなく、プレイできたソフトも最終バージョンに近いものはない。残念ながらどのゲームについても述べることができないが、それ以外の、公には初となるPS3を手にした体験は伝えられる。
しかしながらまず最初に、そのスタイリッシュな筐体は常に空洞であり最終バージョンを示す実体的なものはなかった。このリポートの大部分をガイドしてくれ、その最終開発キットに携わっているシニア開発者は、「ソニーはその中に全てを収め、かつ2.5” HDDの為のスペースを残そうとしているんだと思うよ」と言う。「マシーンは成長しなくちゃならないし、試作機は求めるものに対しては小さすぎるね。」
PS3開発キットは、通常のUSBコントローラーを使ってもかなりプレイアブルなものだが、開発者たちは慣れ親しんだDualShock2を想定してゲームデザインしている。PS3コントローラーの特徴に関しては、「特に心配するようなことは何もない。」と技術者が解説する。
USBコントローラーを差してBluRayはない状態で、HDDベースでゲームした。




PS3は書き込み機能を持たないだろうから我々にとって現時点心配するようなことではない。我々スタッフはHDDを使って、DVDを実行しないだろう。10倍速のDVDドライブはロードタイムが明らかに遅いだろうから。」
今までの所の経験は、魅力的な箱とクイックレスポンスのBluetoothワイヤレスコントローラーがある、ソニーの快適なリビングルームのビジョン、というものでは確実になかった。これはあらゆるゲーマーが求めるものではないだろうが、もちろん今後快速となっていくチャンスはある。

  • RSX on a First Date

PS3のRSXグラフィックチップは、”リアリティ・シンセサイザー”と名付けられており、NVIDAの最先端次世代アーキテクチャに基づいていて、GeForce 6800 Ultraの2倍パワフルだということになっている。5月の発表に立ち返ると、Cellプロセッサーの神話的パワーと帯域をRSXの驚異的マルチウェイシェーダーパイプライン・128bitピクセルの精度とを繋げることがゴールで、映画的画質に到達しようとトライしている。公言された通り、PS3では、プリレンダーの特撮技術で得られるリアリズムをリアルタイム(演算)で得ようとしている。今、プレイした時にそれが得られているか?と言えば簡潔に言えば、No、これはもちろんなのだが決して見苦しい映像だということではない。
ゲーム技術は変遷しており、CGアニメーションもそうである。つまり先に生まれたものは、後から出てきたものに決して追いつくことはない。「まだ1080p/60fpsの画質には到達してない。リアルタイム・グラフィックス、またCGも速く動くが、18ヶ月かけて200人が携わる映画と単純に比較することはできないよ。最初のピクサーアニメ映画を見れば、デモコードはNitendo64やPS1で動くレベルのものだろう。」と開発者は意見を述べる。

  • The Enemy of Graphics

多くのゲーム(大多数ではないとしても)が単純に720pで走っているというのが、最も爆弾となりうるかもしれない。1080pフルHDソニーが我々を興奮させたにもかかわらずだ。また32:9比率の1080pダブル(モニター)もまだ現れることはない。
NVIDIAはその社長のコメントで、解像度はグラフィックスの敵であることは間違いない、と述べている。我々の内部の者が解説するには、「ソニーは18080pを望んだが我々は1080pで良いフレームレートに到達するのはほとんど不可能なので、Xbox 360と同じ720pと1080iで動いている。PS3の出力は1080pにアップスケールできるから、ネイティブ1080pはまだないのだが、切り札とはなり得る。常にスペック上の理由があって、ソニーは「1080p対応でしょう?」と言うべきと感じたのかも知れない。
しかし、フルHD1080pセットを既に所有している僅かな部分以外の、非常に大多数のPS3ゲーマーはPS3が完全にアップスケール対応するので問題とはならないだろう。前向きに捉える開発者もおり、「プレイヤーにとっては大したことではないが、CPUサイクルを節約できるので我々にとっては明らかに大きいことだ。」と。1080pが夢を壊すか?確定的なことを言うのは難しいが、幾つかのゲームはそれでも1080pをサポートするだろう。

  • Blue Sky in Games

Cellによるグーグルアースの衛星画像を組み込んだハイデフ60fpsのデモを覚えているかな?この我々のPS3ゲームワールドの初の紹介として言えるのは、旧世代ゲームの空や雲を映す技術とは、かけ離れたものだということだ。我々の見る目の覚めるような現実世界は、今回RSXを使ったPhil Harrisonの9ヶ月前のデモとは異なっている。
殊に、最初の人や初期公開からは、全てが自然に見え、詳細で木陰の中の泥だらけの床といったものは、ゲーマーが夢見るものと近いものが感じられる。静けさの中の早朝の光が、草葉やせせらぎの流れを照らし、地面の砂の粒子が見える道の全てをソフトレンダーされた影が覆う。その秒当たり1000億のプログラマブルシェーダーが有効利用される。それがリアリスティックゲームイメージが到来する時のダイナミックレンジとサーフェイスとなるのだ。
Xbox360Lindberghのようなハイエンドプラットフォームで見られる凄いエフェクトを見る機会も増えてきて、PS3はその全てを詰め込もうとしている。オンスクリーンアクションが速く、最近のレベルよりもずっと速く動く時、物事は相応に印象的となる。
そのマシーンだけが部屋の中で涼しい風を起こすことができるのだとしたら、これは総合的に凄いことであるが、最近アナウンスされたPhilipsのamBX技術を紐解いて見ればよい。世界最大のHDディスプレイを使用してはいなかったが、より大きいスクリーンは没入感を与えるものであって、前提となりつつある。かなり注意するに値する環境的問題点はあるがこのレポートの目的としては、Pre-ViewバージョンやE3ビルドでもそれは明らかであるように無視できる事柄である。

  • Stick a Broom Up My HDMI...

HDMIは一つのキーポイントであり、大きな妥協をしなければフルHDを達成するにはまだ苦労があり、Xbox360に対して何か良い点を得ようとすれば、直截的には“並行的により多くを積むこと”になる。並行するものの印象的なリストとしては、ワンダフルなシェーダーやダイナミックビジュアルエフェクトは保証されているが、PS3ではまた莫大なジオメトリーと同時にリアルタイムの“爆発的”計算ができることにある。
ある開発筋は、「XboxPS2の関係とは異なり、Xbox 360PS3は同世代のマシーンである。一方がもう一方を上回るエフェクトをもつということはなく、360がより多くのことを並行処理できるということはなく、スピードの差からジオメトリーが少し少ないということはあるが、メモリーボトルネックPS3のアドバンテージを相殺してしまう。全体としてビジュアルの違いは多くの部分ディベロッパーのスキルに依存し、どのくらいの時間と金をかけたか、ということに依る。」と述べる。
PS3のマシンはXbox360に重大な差を付けて優位性を持っている、ということはない。明らかなのは、360に比べて“2倍”もパワフルではない、ということだ。しかしその差は大きくなりうる。「現実的には、ライブラリーと経験が両方のマシンに育つので、PS3は360が窒息するようなところを見せることからスタートするだろうけれども。」と開発筋は語る。「しかしそれを起こす為には、ソニーはライブラリーの準備と新しいルーティンをUS業界に提供しなければならない。今のところそれは非常に欠乏しているものだ。」


しかしながら、大抵のことをできる他の方法を探しているディベロッパーもいる。例えば、SpeedTreeと呼ばれるミドルウェアアプリケーションはたわいもなく細かい幹と葉のついた3Dの木を描かせ、血を滴らせるようなものは何もない。「我々は現時点ではSpeedTreeを使っていないけど、それはすでにプロジェクト・ゴッサム3で見られたものだし、そんなばかな質問をしないでプレイしたら?」と慌てた開発筋は怒鳴った。「プログラマブルシェーダーは莫大なパワーが必要なんだよ。パワーが増大するということは熟練した美術担当者がより重要になるってことだ。ゲームはそんな美術担当者にすっごく感謝しないとね。」
もちろん、この特殊なゲームをビルドするにはフラマレイト最適化がまだ残っているが、一般的には、フラマレイトはそれほど長く問題となるべくもない。SCEIのマサ茶谷氏は、PS3アーキテクチャはその驚くべきパフォーマンスと同時にエレガントなシンプルさを持っているし、ディベロッパー達もストリームラインOpen GL環境が好きだと言ってくれている。しかし、ガイドしてくれている人は付け加えた。「Cellは複雑で難しいんだよね、コーディングは高速でペーパー上のスペックも分かってはいるけれど、まだ出会ったことのないフラマレイトスペックだからさ。ソフトウェア上でアンチエリアス処理をしていてそれもパフォーマンスに影響する。720pからのアップスケーリングはその問題の影響を小さくするけれどね。」
Cellは技術的により洗練された物理的容量を持ち、この点に関して目を見張る場面がいくつかあった。Half-Life 2と同様な息を呑むような場面や、増強したパワーがゲームプレイにおいて発揮されているところは見られなかったけれども。
「全てがディベロッパー次第だという状況は続くということさ。以前はできなかった何かが新しくできるようになることはあるし、以前のアイディアが今作成中のゲームに活かされているところもある。」と指摘する。そしてもちろん、Cellパワーの為にたくさん他のオリジナルアプリケーションもある。ハイデフIPウェブカメラは興奮させられる一例だ。

  • Late Spring into Action?

この証拠に基づけば、まだ開発は思った以上に早く進んでいるということはなく、いくらかの遅れの可能性もある。早くから携わっている開発者は、「日本で夏にリリース、USでQ4、そしてヨーロッパで冬か2007年の春にリリースというのが最もありそうな日程だと思う。これは内部の予測だが。」と述べる。これは大抵の観察者も同意するところだ。
しかしながら、(2006年)春というのは、ほとんど夏だけれども最大6月下旬ということも考えられる。ソニーの英国人CEOと面談した次世代ビジネスのある人は、伝統的な戦略を変え、BluRay戦争で最も激戦となるUSでまず立ち上げることもあり得ると述べた。ただ、ハワード・ストリンガー氏は、会社の最重要プロジェクトに影響を与えるには充分な理由がいると考えているようだ。しかしそれでも、誰もまだ確かなことを知っているわけではない。
最終PlayStation3のコストはまた別の問題であり、一部には、PSPが予期された価格よりも下で発売されたことに期待を持つ向きもある。ソニーは初期投資を分散吸収できた上に、Blu-ray DiscHD-DVDに対して成功させることがより重要な生命線である。

よりパワフルなことは凄いが、(Blu-ray Discの)25-50GBの容量を埋めるのは真の挑戦なのだ。MGS4の水準に近い到達点は全ての者にとってではないが、大抵の主力ディベロッパーにとってはまだタフなのだ。
それでもなお、ソニーはすでに開発メーカーサポートを始めており、マイクロソフトができたよりもより効果的にサポートする必要がある。例えば、ある開発パブリッシャーはそのリソースを、50%PS3、30%Xbox360、20%Revolutionという風に振り分けているそうだ。これは結局これまでの伝統的経緯に基づいたものであr。もしいつか早期にその発売日と価格をお知らせできれば、ずっと良いことなのだが。

  • Marks Out of Ten

ソニーPS3をお目見えさせることは非常に思わせぶりなほど魅力的だ。しかし現実には、注視するには値するが、Xbox 360を超えていける場所はソニーが我々に信じ込ませているほどはなく、まだたくさんのプロジェクトのステージが早い段階にある。最近ソニーPS3について余りにも静かなのは理由が分からないが、現在の製造と開発の地点から見れば、PRを少しずらし、内部的にどう進めて業界とゲーマーに浸透させるのがベストの方法かを考えている、というのも一つの考え方だ。実際に、ソニーはまたしても大衆的熱狂に陥れようとしたがっているとも考えられる。昨年、我々がプレイしたゲームを考えても少しも落胆するところはなかったことを考えても、不平や混乱や議論をすることにはいまだ意味がある。
Playstation3に関する具体的なまとめを書かねばならいが、我々は最終形のケースに入ったハードウェア(とその最終版コントローラー)を手にすることができればまた読者に見せるだろうし、それは間違いなく2−3ヶ月以内だろう。予想されるように“夏”をカレンダーにマークして、日本語バージョン最終形PS3を輸入することとしたい。
未来はもう間もなく到来する。そしてそれは720pであってさえも、輝かしい。
アダム・ドリー
Kikizo.com