レベルキャップは開放されるべきではないのか

複数ジョブのLvを上げることと、Lvキャップの関連性、またレベルキャップ開放の可能性を考察してみたいと思います。これは常日頃から感じていることをまとめてみようとする試みです。人により、異論・反論もあるかもしれません。


FFXIのサービスが始まって3年半も経ち、今や複数ジョブ75の人も何ら珍しくなくなってきています。
そういう自分も二つ75という意味では複数ではありますが。ただここでいう複数とはイメージ的には4〜5ジョブ以上、さらに具体的にしてしまうなら、リアル経過年月が1年に対して1個以上75ジョブがあるという定義とします。具体例は始めた時期から計算すれば分かるので割愛します。


(以下長文です)


ただぼくは複数ジョブを上げることに対しては否定的です。Lvを上げる時間は、もっとLvの違う人とでも遊んだりミッション・クエストを進めたり、フレと遊んだり、イベントをすることに使えた方がもっと楽しめると思うからですね。そういう意味では上げきるには膨大なポイントが必要で、かつベスト効率を得ようとするとまたジョブが限定されてしまうメリポ上げの設定も同様です。先があるのでメリポに関しては地道に稼いでいたりしますが。
Lvもメリポも上げなくてもいいじゃない、というと、それはRPGの概念である成長を否定することになります。
※ただし、これはレベリング自体が好きで堪らない!という人には全く当てはまりませんのでこの議論からは対象外です。


Square Enixは、いつからこういうことを推奨とし始めたのでしょうか。おそらく、Lvキャップを75で止めた状態を放置し始めてから(=2003年12月以降)だと思います。それをゲームシステム上全面的に肯定したのが、マート帽子ですね。通常のテレポやOPテレポといった移動手段を最適化するアイテム(=ジュノへ帰還テレポx無限回数のアイテム)は、全ジョブLv75にする(正確には限界5のマートに挑戦できる、全ジョブLv66以上ですが)ぐらいの時間をゲームに消費して初めて手に入れられるものだと。
類似の意味ではレリック武器・盾もそうですね。これは単純に使った時間ではありませんが、膨大な旧通貨を使用して鍛え上げる=旧貨幣を集めるのに非常な手間暇とギル(ほぼすなわち時間)がかかる、という意味で類似です。


プレイヤーの中には反対意見も多いようですが、ぼくはこの状況を完全に変えないまでも、1ジョブ=メインジョブとする、という考え方を肯定的/ある程度必然的にもする、Lvキャップ開放をもう一度実現すべきだと思います。初期にデータのみで実装されていない武器の中には、当初からLv80が想定されていたもの(片手剣:ブルトガング D47 隔264 Lv76〜 戦ナ暗  ・・・など)もあったり、精霊魔法IV系の設定習得Lvは途中で引き下げられて実装されました。
まず、Lv80までキャップ開放することにより、追加の魔法・歌・アビリティを覚える楽しみがまた具体化しますし、またサポートジョブで使える魔法・アビも増加します。これを逆に否定的に言う方もおり、一番に言われるのは、【コンバート】がLv80時点でサポ赤で使えるようになること、これは特にメイジ系ジョブがサポ赤にすることにより、2倍までは行かないにしてもトータル使用できるMP量がかなり増加し、赤魔導士の存在意義が問われる、ということが主旨のようです。しかし、基本6名のPTで後衛陣が白黒赤となることは多いですし、リフレは以前赤魔導士の専売特許ですし、また弱体魔法・スキルの最上クラスは赤魔導士のままですから、PTとしてトータルMP量が上がることにどんな問題があるのでしょうか。
たとえこのことが大問題、かつプレイヤーの反対意見が多いとしてさえも、今回竜騎士のコールワイバーンがSPアビとなったような形にコンバートを位置づけても全く構いません。つまりこれはLvキャップを開放することに対する否定材料とはならない訳です。
また逆のケースを考えると、赤魔導士が今度はサポ白にすることによって、ストナ・テレポルテ/ヨトが、またサポ黒ではデジョンIIが使用可になります。またサポ忍で遁術弐系が使えることになりますが、高Lvでの有効性が少ない為に、これは問題とならないでしょう。


ま、何が言いたいかというと、「アトルガンの秘宝」追加ディスク発売でメリポで追加アビや魔法を覚えられるようになります…ではなく、、アトルガンの秘宝」でLvキャップを解放せよ!と、そういうことです。全アビ・魔法が使えるメリポならまだしも、移動手段を初め、制限ばっかりのLv20台〜40台レベリングというのは、正直もう楽しめません。Lv50以降はまたちょっと違うモチベが出てくるので状況は異なると思います。


いずれの時期にしろ、Lvキャップを開放することを是非やって頂きたい、ぼくはそう思います。間隔が開きすぎて、それがサービス開始から例えば5年も経った時だとしたら逆効果でしかないですから。それでも時間が有り余っている人は、複数ジョブxLv80といった状態にいずれはなるでしょうけど。
■は、サットヴァかラジャスかタマスか、を三者択一で選ばせて他を選ぶことの出来ない仕様としたのですから、自分自身のメインジョブは果たして何かを再考することは、プレイヤーにとっても悪くないのではないのでしょうか。今の状況ではメインジョブ、という言葉が死語に近いですね。


あと、レリック武器の性能は、その三種リング同様、Lv75〜80で性能可変(当然Lv1upでD1ずつupとか上方へ)にし、またメリポで付けた性能upもそのままLv75〜も適用される形であれば既存のシステムも何ら問題ないはずです。